不妊症へ戻る

精液検査

不妊症のカップルの原因の約半数は男性側に問題があるといわれています。
そのため、精液の検査はとても大切なものとなってくるのです。
精液の検査は、受精能力そのものをすべて示すものではありませんが、少なくとも、簡便で苦痛を伴わずにある程度の基準を判定することは可能となります。
また、体調などによりかなりデータが変化することが多く、必要があれば数回の同様の検査をすることもあります。
採取方法
禁欲期間は3日から5日くらい(あまり頻繁に射精すると精子の数が減少し、逆に射精回数が少ないと精子の運動率が低下するといわれています)
精子は射精されてから時間がたつほど運動率が運動率が低下しますので、精液を採取したらできるだけ早く検査をしたいところです。
また、冷えるとやはりデータが実際より悪くでますので、寒い時期などには衣服の中に容器をいれて(保温して)持参していただくほうがベターです。
当クリニックでは、容器をお渡しし、自宅で精液を採取し、ご本人またはパートナーの方に持参していただき検査に外注しております。

精液量 2ml以上
PH 7.2以上
精子濃度 2000万/ml以上
総精子数 4000万以上
運動率 運動精子50%以上
形態 15%以上が正常形態
精子生存率 75%以上
白血球数 100万/ml未満

精液検査の正常値
(施設により正常値にやや幅がありますが、WHOの基準による表を簡略化しています)